なぜ、再雇用を選択せず、60歳で退職したか

世の中では、定年後、再雇用せず退職する人の割合は、15%ぐらいだと言われている。

私の元会社では、ほぼ100%が再雇用を選択している。

改めて、「なぜ、私は、60歳で退職したのか」を考えてみた。

理由その1

私には、50歳の頃からリタイアしたいという気持ちがあった。50代時のブログに以下のような記事をアップしていた。

60歳前にはリタイアすることが夢

2年前、30年勤めたきた仕事、リストラ、子会社への道、なんのことやら、ただ呆然と流されていた、そのとき、思ったね。会社という組織の冷たさと、仕事には、終わりがあること。

そしてリタイアしたいと思うのは

  1. 仕事、もういい!!・・・やる気が落ちた
  2. 50歳過ぎて、体力が落ちた
  3. リタイアメントの情報をネットや、本などが、あふれいて、身近なものとなった。
  4. おひとりさまで、お金のリスクが少ない。お金を誰に残す必要がない。
  5. リタイア後、何もしないことに罪悪感がなくなった。

死ぬまで働くには、ごめんだ。

この記事を書いたときは、「会社への不信感」、「仕事がんばったのになあ」という報われない気持ちなどが入り混じり、アーリーリタイアしたい気持ちが強かったのだろうか。

理由その2

人間は、いつ死ぬかわからない。再雇用については以下の記事をアップしていた。

今日、お世話になった先輩が亡くなった

今日、先輩がなくなったという連絡があった。

再雇用制度を活用して、3月まで会社に残って仕事を続け、4月から会社を辞めて、年金生活に入ったばかりだった。とても残念です。

昨年、60歳でスパッと辞めた先輩を思い出した。

先輩曰く「人間、いつ、死ぬかわからない。60歳になったあとも、仕事なんぞしたくない。」

これが、正解かもしれない。

再雇用を選択した先輩は、3月まで仕事をして、4月に亡くなったことを聞いたとき、60歳でスパッと辞めたもう一人の先輩を思い出したことを記事にしている。。人生もしかすると、思ったより、短いかもしれない。いつまでも仕事中心の人生ではいいのですか。

人生100年とか、男子の平均寿命81.41歳と言われているが、自分が、その歳まで生きることを保証されているわけでもない。ずるずると仕事をせず、「60歳でスパッと辞めたい」とこのころから考えいた。

なぜ、60歳で退職したのか

アーリーリタイアしたいという気持ち、人生長くないという意識を潜在的にもっていた。60歳、定年にちょうど、親の介護が、私の背中を押したというわけだ。