今月末より、マイナポイントの申し込みが始めるが、マイナと名前がつく、マイナポイント、マイナポータル、マイナンバーカード、マイナポータルアプリとたくさんあってわかりにくい。簡単に解説しておきましょう。
まずは、マイナンバーカードから。
マイナンバーカード
マイナンバー(個人番号)が記載されている顔写真付きのカードです。カード自体は、本人確認のための身分証です。マイナンバーカードが、保険証の代わりになったり、将来は、運転免許証の代わりになります。また、マイナポータルにログインするときに使われます。
以前は、通知カードというものがありました。通知カードは、令和2年5月25日に廃止されました。
マイナポータル
マイナンバーカードを使って、
- 行政手続きができる。
- 自身の所得・地方税、行政からのお知らせなど、必要な情報をいつでも確認できる。
- e-tax、ねんきんネット等の外部ウェブサイトとつなぐことで、個別のIDやパスワードを入力することなくログインできる。
例えば、1.行政手続きでは
- 保育施設等の利用申込
- 児童手当等の現況届
- 要介護・要支援認定の申請
2.情報確認では
- 本人の所得及び個人住民税に関する情報(例年7月頃までに更新)
- 公的年金の年金資格記録情報、年金支払額や振込予定日等の給付情報
- 生活保護に関する情報(支給開始年月日、生活保護の支給額、就労自立給付金・進学準備給付金の支給情報等)
などです。
マイナポータルアプリ
マイナンポータルアプリとは
です。
スマートホンにダウンロードして使います。ICカードリーダーが不要になります。
マイナポイント
マイナポイントとは、マイナンバーカードの普及を促進するため、PR活動です。総額2万円分のポイントが付加されます。現金ではなく、電子マネー、クレジットカード、QRコードなどで使えるものです。申請期限がありますので注意が必要です。
まとめ
マイナンバーカードとマイナポータルアプリで、マイナポータルへログインする。この3つの連携は、下図となります。マイナポイントは、マイナンバーカードの推進のための活動である。
マイナンバーカードは、身分証として機能し、将来は、カード類が、マイナンバーカードと紐つけられ、全てをマイナンバーカードだけで済ませる時代が来るかもしれない。マイナポータルへは、個人情報が集められていき、それを活用して、便利になるが、その裏には、情報漏洩というリスクも伴うことになる。