私が怒らない老人になるには・・

最近、高齢者の方が駅や病院などで暴力を振るう、暴言を吐くことをよく聞きます。なぜこのようなことが起こっているのでしょうか。

キレるとは

キレる(切れる)とは、主に対人関係などにおいて昂ぶった怒りの感情が、我慢の限界を超えて一気に露わになる様子を表す、日本の俗語。

語源は

諸説あるが、古来のことわざにある「堪忍袋の緒が切れる」から「切れる」を採った説と、激しく怒ったり興奮した場合、額角に青筋(静脈)が浮き立つが、その血が「切れる」様相を表したとする説が有力である。お笑用語からの発祥とも、若者言葉ともされるが、今日では日常会話においてもよく用いられる。

wikiPediaより

社会問題としては、「切れやすい老人」、「モンスターペアレンツ」、最近では、「あおり運転」などは、まさに、「切れた」状態であろう。

あおり運転

今月には、男が赤信号を無視して交差点に進入して、被害者の車の進路を塞いで危害を加えるという極めて悪質な事件が起きている。

「赤信号なのに飛び出してきて、そこで、はっと思って。一瞬、何が起こったんだと顔を見ますよね?そうしたら顔を見て、私がにらんだと思ったんじゃないですか。ガン付けたみたいな。相手が怒って、私のことを追い掛けてきて、私の前に車を付けたって感じですね」

被害に遭った男性:「降りてきて、もう一回顔をよく見たら、目が血走っていたので。こっちは家族も乗っていたので。身の危険を感じ、すぐドアをロックして、外に出ないように。中に入ってこないように」

経緯を見ると、顔を見ただけ、些細なことが我慢できない。目が血走っている切れた状態だ。

なぜ、「キレる」=「怒る」のだろうか。

自分は正しい」という思うから怒るのだろう。

自分が正しい、相手が間違っているだから、怒るのです。

あおり運転の加害者は、赤信号を無視して交差点に入ることを間違っていると思っておらず、逆にこちらを見た被害者が、間違っている。自分が正しい、睨まれる筋合いではないということなんでしょう。

怒らないためには

怒らないためには、「自分は、間違いだらけだ」と思いましょう。

「自分は、間違いだらけだ」と思えば、何を言われても、腹が立たないでしょう。完璧な人間などいないのだから、必ずどこかに間違いがあります。

「私は、不完全だ。間違いだらけだ。」ということが頭に入っていれば、もう怒りません。

私も、年齢では、間違いなく老人です。キレる老人、不良老人にならないためにも、正しいは、人それぞれであることを理解して、正義を振りかざさぬように、生活していきたいものです。

時代により、全ては、変わっていきます。つまらないことで、腹を立てて、幸せを感じる時間を減らすのはやめましょう。人生は、残り少ないのです。怒っている暇はありません。